2021年12月9日木曜日

隔離が明けて。

お久しぶりになってしまいましがこれは10月初旬のお話です。
こんな言葉がまるで書き出しの定型文のごとくついてしまう事が悲しくはありますが一応まだ岩も登っております。
今年はコロナで大会から帰ってくるたびに隔離を受けておりましてなかなか時間を作ることができず、明けにやっと触ることが出来た次第です。

関東から行けるとこに詳しくて、かっこいいのを登ってると僕の中で定評のある今泉くんakaいまゆーにいくつか紹介してもらい、時間の空いてた花ちゃんを強引に連れて一路ポイントへ。

初めての場所でもうそこが何県に属すかすらあやふやなのですが、リンクをタップするだけで辿り着けるなんて文明とは素晴らしいものですね。
深夜にドライブがてら下道で進み、途中のコンビニで仮眠。
朝、いびきがうるさかったとお叱りを受けたりいなしたりしてたら某所。

辿り着いたら難しいのしかないじゃん。。。というわけでとりあえず今年から導入したニギニギを使ったり走り回ってキノコを探したりするアップを。
ニギニギ(奥の)、最近いいかもと思ってます。
持ってんのはめっちゃ食べれそうなキノコ。

食べんな。

一通り自然と戯れたのでまずはどちらかと言えば簡単な方から。
左の方が難しいという雑な紹介をされてたから右の方に取り付きます。
まあそれとなく感じてたけど若干の濡れを感じる上部を見て見ぬふりして下の方から。
下は乾いてるし快適に落ちまくりあーだこーだ楽しませてもらって上部へ。

遠い一手の先に、まるで神の優しさかのようなシェイプがあって驚いてたら、若干のどころかしっかりビショ濡れという神様の意地悪に複雑な心情の人。

とりあえず拭いてやってみると

こんだけ濡れてりゃそらそうみたいなスッポ抜けをかまし

まぁまぁな勢いでスポットのはるか向こうまでふっ飛ばされました。
見よこの躍動感を!これが事故りそうになってる人の反射神経です。
反応できてよかった…

その後なんとか無事に

忠義 素敵なラインでした。
ちなみに後で確認したらオリジナルとスタート違ったんですが、オリジナルのスタート通過していくので大目に見てやってください。

隣の課題はスタートを持ったのが最高到達点で終わりました。

浮くことさえままならぬ人。
 

そして途方に暮れた人。

あまりにも無理なのでちゃっちゃと諦めて次へ。
浮く事さえできないと写真付きでいまゆーに伝えたら"普通に欠けてて芝"とかいうわけわからん返信が来てすべてどうでも良くなりました。
またいつか!

敗走先はこちら
たどり着いてみるとめちゃくちゃでかいし、上が悪いしもー大変。
あーだこーだしてたら日が暮れました。かっこいいラインだったのでこちらもいつかまた!

はなちゃん連れ回してごめんね。
申し訳ない気持ちになったので帰りは高速でびゅーんと、そんな隔離明けでした。


そして10月も終わりに差し掛かった頃、いまゆーに誘われて今度は遠山川へ。
前日の深夜に捕まえた土肥くんakaどひけーをピックアップしてゆっくりめのスタートでした。
前回神楽ケイブを見たときはびしゃびしゃの何事状態だったし4段とか5段とかの世界がわけわかんなくてホールドとは呼べない何かを必死にオブザベだけしたのを思い出しつつ車を進めました。
宿題としていた課題の残るアンバマイカの岩は増水で傾いて今や別物という話で川も時も流れるものだなぁと。
登れるうちに登れる強さを持ちたいものですね。

などと想いを巡らせてる内に到着。
いまゆーはそんなに登らないとのことなのでどひけーとそそくさとキラーボーイに取り付きます。
もうお昼すぎだし急いでアップだぜーみたいなテンション始めたのに普通に悪いし、はて?って感じです。
しっかりあーだこーだしてやっとこさ。
記憶にないけど過去の僕もこれ登ってるらしい事実に驚きました。
なかなかやるやん。

そして昔はヤバそうすぎだし出だしのホールドを認識できないという圧倒的不可能に感じた右のラインへ。
久しぶりに見上げてみると意外となんとかなりそうに見えてきて半信半疑でトライすることに。
数年を経てスタートらしきホールドも認識することに成功しました。
ここ!!
徹さんに確認したらまさにそこ!とのお墨付きもいただきいそいそと触りだします。

これまたどひけーとなんだかんだやって中間部まで進んだものの、そこは"はい???"って感想しか出てこないゾーンでした。これは…はたして…みたいな気持ちで見上げてたら、ちゃんとあるじゃありませんかthanks godなホールドらしきもの!
てなわけで触りに行ってみるとらしきものはちゃんとホールドで逆にむしろなぜ見落としてたのかわかんなくなるくらい。

しかし見つけたことに喜び、盲目となった僕は明らかな逆手だったことにそこで気付く大馬鹿者だったのであえなくフォール。しかし改めてその明らかなホールドを基準に観察し直してみたら、なにもないように見えてたその先もホールドらしきものが繋がってるように見えてきました。

不思議な気持ちになりながら次のトライ。
先程見つけたらしきものたちが明らかなそれであると存在証明的な作業をしながら進んでいくとツルツルなスローパーにサラサラの砂が乗ったようなリップへ到達。
ここまで来てしまったらもう一旦降りるって高さでもないし、とはいえ先のホールドがこれと同じものだったらと考えると進むも億劫だしいやはやなんともどうした事かと考え出したらなんとも結論の出ない問題が急浮上です。
しかし今いるその場もツルツルサラサラでしてこれはもう行くしかと思い切って手を伸ばし足を上げてみると意外とそこには効くホールドが。
てなわけで

なるほどこれがであったかと。
素晴らしいラインでした。
どひけースポットありがとう!!
スポットや、マット移動してもらったりと人に頼ったトライとなってしまったのが悔いではありますが未熟ゆえやむ無しと納得しております。
いつかこういうのも自分の力で登りたいものです。

なんて色々と考えてるうちにどひけーもあっさり
なるほどこれが強さか。
てなわけでいざ神楽ケイブ。

久しぶりに見てみるとこっちもなるほど確かに、ホールドを認識することができました。
しかしまあ先程のトライで心の削れた僕は明鏡止水なんてもう見るだけでしんどすぎ。

スタートガバだしこれならまあなんとかみたいな気持ちになり、カンテからスタートのラインに取り付きます。
下はとりあえず大丈夫。
中間部遠いとこもなんかどひけーが画期的なムーブ及び、それなりのリーチにものを言わせさっくり解決してくれたのでなんとか形になりました。
そんなに普通には出来んがね???
問題のマントルもまたもやどひけーが画期的なムーブを発明してあとは繫げるのみ。
いやしかし僕に於いては確率悪すぎ問題でしんどいななんて気持ちになりながらとりあえず下から。
ものの数回でどひけーは岩の上に。
なるほどこれが強さか。

なんとか追い縋ろうとトライを重ね、やっとの思いで到達したマントルにしっかり跳ね返されるのが最高到達点。
2度ほどそんなことをして、これはもうジリ貧ってやつだな…と察したので諦めました。

強かったどひけーに運転を任せて弱さを噛み締めながらの帰路となりました。
次回リベンジということで!

ちなみにこの日レストしてたいまゆーはしっかり翌日これ回収してて、なるほどこれが強さか…とより強く感じました。
追い縋ってやるからな!!!

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