2023年9月22日金曜日

オウンリスクって難しい。

今回ももちろん僕の主観に基づくので。
あしからず。
あと、あまりにも可燃性が高いので空リプ的な反応はやめてくだせえ。見えるところでやってくだせえ。
さて、本文です。

いやいや、難しくないです。
クライミングに関わる事故において全ての責任は自分にあるよって考え方ですね。
めちゃめちゃクライミングの基本です。
全ての責任が自分にあるんです。
当たり前ですよね、見るからに危ないもん。
見るからに危ないのに好き好んでやってんだからなんかあっても人のせいにするなよ?ってことですね。

Twitterでも触れましたがそもそもこれはクライマー個人を守るための考え方ではないと思ってます。何があってもお前せのせいなんて言ってますもんね、守るどころか突き放してますよね。
じゃあなにかって、これは文化を守るための言葉だと思うんです。なんでこんな考え方が必要かって、事故のリスクは高いくせに人のせいにしようと思えばいくらでも出来るからです。

ホールド、ハンガー、ギアの整備不良だとか、ビレーミスだとか、マット移動のミスだとか。
突っ付けるとこが多すぎるんですが全てを完全にクリアすることは実質不可能なんですよね。
ホールド欠けて怪我したら、それを予測出来てなかった自分のせい。ハンガーが折れたらそのハンガーに荷重した自分のせい。ビレーミスもビレーを頼んだ自分のせい。マットを移動しないとだめだったのに突っ込んだ自分のせい。そうしなければ成り立たないんです。全て、それが無いとそもそも成り立たないものだから。
誰かが拓いてくれないとそこにルートはないし、誰かがビレーしてくれないとマット移動してくれないと登れないんです。そこに文句をつけちゃうとそもそもなにも始まらないんです。
もちろんこの裏では、整備した人は自分のせいだと思ってますし、ビレーヤーも自己の責任を感じています。
お互いにその事故に対して100%の自己責任を問えばいいんです。

スポーツクライミングがある程度認知されてその流れで何故か屋外でのクライミングも市民権を得た感じになってますが、その実どこもかしこもほとんどグレーの岩場ばかりだと思います。
不法侵入、器物損壊、駐車や騒音からゴミまで突っ付けるところがわんさかと。
そのくせひとたび問題となればひとたまりもないところだらけ。

なんなら正式に自治体の許可を得てるとこなんか、もっと敏感かもしれませんよね。
危ないなんてちらっと見たらわかるし、管理者が管理責任を問われるようなら使用禁止にしたほうが手っ取り早いですからね。
それでも遊びたきゃ問題を大きくしないよう息を潜めて慎ましく遊ばせて頂くしかないんです。
だから、自分のせいってことで処理してね。その覚悟がある人だけやってね。ってことなんです。
そもそもアングラだし永遠にここはアングラなんです。

そんな事理解してたはずのベテランが提訴に踏み切った背景を…
とか
法治国家なら司法に判断を委ねるのは…
って文脈を見かけるけど、その文脈を使ってる人たちも、オウンリスクという言葉の理解と認識が僕とはズレてそうだなって思ってます。

クライマーならば、一番大きな背景はオウンリスクであるべきで、それ以外の背景なんて些末なことなんです。
文化を守るという側面で考えると。

司法に判断を委ねるのは法治国家としては間違いない選択です。
そして最も合理的な判断はクライミング禁止でしょうね。

そもそもそれを避けるため言葉だったはずなんです。
って僕は思ってました。

しらんけど!!!!!!し ら ん け ど ! ! !
あくまで僕の認識なので!!!!!

僕は静観するより意見を述べる事のほうが大切だと思いますどんな話においても。たくさんの意見が結果的に淘汰されていく過程でより洗練されるから。最大多数の最大幸福に近いものが生まれるから。
まあ皆様もご一考下さい自分の考えを持って下さい異論反論は受け付けます。返せる限りですが。