2021年12月23日木曜日

瑞牆にて。

 21/10/30

10月に触れる岩は遠山川で最後と思っていたのですが、誘ってもらえたので誘われて岩してきました。

行き先は苦手意識の強い瑞牆ですが、誘ってくれたのが最高に心強いメンバーだったので諸手を挙げての参加表明です。今回誘ってくれたのは、あきよさん、ともちん、めいちというVIPたち。なんか高そうな車で朝5時、自宅前で拾っていただくという神対応で出発。

9時過ぎには現地着でとりあえずアップしに行くみんなについていくと到着したのがスラッシュフェイスの岩。





え?

アップは?

なんて口から出かかったその言葉を飲み込んで静かに岩の端にぶら下がります。

スラッシュフェイスは痛くて一本目に触りたくないという総意によって村井君akaりゅうさん初登の反対からくるやつをすることに。

なんかグレード上がった気がするけどもうこの際毒食わば皿までみたいな気持ちではじめます。

例に漏れずともちんが一抜け

僕がマントルで足滑らせたりなんだりと、もたついてる間に明智も抜けていきます。

まだアップらしいしここで取り残されるわけにもいくまいと振り絞ってなんとかゲット

リバースフェイス楽しませてもらいました。

スラッシュフェイスは何回かやってみたけど、痛いし普通に敗退したのでまた今度!


ちょっと移動してともちんの今回のターゲットであるアサギマダラの岩へ。

この岩には、前に来たときの宿題があるなぁと思って岩を眺めてたらそいつをフワッと登っていく人がいます。

ついて2秒でマットを広げた智亜さんでした。

前回来たときびしょびしょで登れなかったけどバラしてたから!とかなんとか仰ってましたがそういう次元じゃない気がする…

思わず明智くんと目を見合わせました。

え?やる???って

でも選択肢は4段か5段かどっちかなのでさすがに4段でしょって事で僕らも触ります。

何回かやってるとみんなで程よく良きシークエンスが出てきて、またしても明智くんがあっさり終わらせます。

まったく、彼らは4段がなぜ4段なのかを理解してるのかね???なんて思いながら、僕が4段の4段である所以をしっかり感じながらしがみついたり引き剥がされたりしてるうちにともちんは隣でアサギマダラも登ってました。

やっぱ次元がちげーじゃんよ。。。。

週一クライマーになったあきよさんといい勝負を繰り広げてもう敗退か???みたいな雰囲気になった頃、やっと僕もなんとか登れましたクリムゾンフレイム

みんな強すぎるけどあたしは宿題登れてちゃんと成長してるから満足よ???

アサギマダラは何回かやってそもそもの不足とともちんの凄まじさを感じたので敗退を即決しました。

トレーニングしてまたリベンジしなきゃ!!


山を少し降って発射台Pを見に行くということなのでとりあえず僕も社会見学がてら付いて行き、スタートだけ触りました。

ほへぇーってなってしまって指も痛いし傍観者に成り下がる始末

ふと、某是永氏の名言が頭を過ります

弱いやつはたいへんだなぁ~


いやほんと、その通りだなぁと。

(ちなみにこのPはこれ書いてる間にりゅうさんによって初登され、フローティンと名を与えられたようです。

マジですごすぎ。)


暇するのもあれだし、あきよさんと近くの岩へ


いらっしゃった方に混ぜてもらって裂けた青空を。

まだ暇なのでねじ式を見学しに行って眺めてたら日が暮れて来たので撤収!


中央道恒例の渋滞を経て帰りも家の前で降ろしてもらいました。

至れり尽くせり過ぎてもう。。。。

今回の総集編はこちら!!!



本当にありがとうございました!


21/11/11

そして数日が経って、、、、、

またしても瑞牆へ!またしても心強いメンバーで!!

今回は堀さん手塚さん海人くん快氏おがっちたいせいそーたというこれまた高火力です。

まずは

アップでこちら。

リップまではサクサクなのに抜けに何もなくて心がザワつくマントルを返す感じ。何故かできたけどめちゃくちゃ悪かったです猫又マントルこれは全員ゲット。

そして1つ目のメインへ。

堀さんは終わってて、海人くん、たいせいは前回リップまで行ってるとかで、とりあえず二人が突撃するのに倣ってみんなで波状攻撃を仕掛けます。

あーだこーだ試してるうちにリップ前へ。

しかし怖いマジで怖い。

手を出せないまま降りるのを繰り返してるうちに海人くんが回収し、たいせいが回収し、おがっち快氏もそれに続きます。

その間僕はずーっとリップへの一手が出せず…

スッとマットを畳み敗退と相成りました。

不安定だからその一手を出せないんだろうな…

そうたと二人でリベンジを誓い、次へ移動です。

色々と見学しながら山を下り、おがっちが前回敗退した課題のリベンジに行くというのでそーたと手塚さんと共に付いていきます付いていきます。

とりあえずおがっちが復習するのを眺めてから参戦してみるも、明らかな核心みたな一手まで辿り着けず。

迷走して色々と試した結果同じムーブに戻り、やっとたどり着いた核心はめちゃくちゃ出来ないなんてことをしてるうちにおがっちがあっさりと。

なんか今日簡単だったなんて言いながら岩の上へ。

遅れること半刻ほど、そーたとふたりでわちゃわちゃやってたらなんとか出来るようになり、なんとか繋がり


言葉と物でした。

昔、行く予定もないエリアのいろんな課題を調べてた頃にめちゃくちゃ難しい有名な課題として記憶してた岩の上に立てるようになった事に少し感慨深い気持ちになりました。

めちゃくちゃ難しいの上にはもっともっとめちゃくちゃ難しいがあるけど、これからも成長していきたいなと思います。

そんなこんなで本日も発射台Pへ。

この日は少しだけちゃんとスタートしてみたけど数回の初手タッチマンで早々に指皮限界を迎えまたもや傍観者に。

寒いので防寒着必須。傍観中は。

ひまするのもあれなのでこないだのねじ式をトライしに行ったものの、みんなでちょっとずつ進み惜しくなって来た頃に日が暮れてきて撤退の合図でした。


寒かったー楽しかったーなんて言いながら車に戻った私達でしたが、少し進むと車は止まり、またもやマットを担ぎ出す皆様。

指とか痛くない?寒くない?とか言ったところで気合とか言われそうだったからもう初めから何も言わずに追従です。


訪れたのはバタフライエフェクトの岩

それとなく気合が入り、これまた波状攻撃を仕掛けますが、指皮なくなった痛みと寒さでテンションが不安定になり、あっちではダウン着てる人が寒いと訴え、こっちでは上裸の人が岩にしがみつき、元気だった人が急に寒い…って言ってたりなかなかな入り乱れ方に。

そんな中持ってる男おがっちが景気よく初手を止め、もう暗くてホールド見えない中そのまま上部をこなして無事岩の上へ。

強さでした。

一人終わったし帰ろ帰ろみたいな雰囲気になり全員撤収。

量が多いで有名な中華料理に連れてってもらい〆でした。

楽しい時間をありがとうございました。


次瑞牆に訪れるまでに少しでも強くなってたいなと心から思いますね。

2021年12月9日木曜日

隔離が明けて。

お久しぶりになってしまいましがこれは10月初旬のお話です。
こんな言葉がまるで書き出しの定型文のごとくついてしまう事が悲しくはありますが一応まだ岩も登っております。
今年はコロナで大会から帰ってくるたびに隔離を受けておりましてなかなか時間を作ることができず、明けにやっと触ることが出来た次第です。

関東から行けるとこに詳しくて、かっこいいのを登ってると僕の中で定評のある今泉くんakaいまゆーにいくつか紹介してもらい、時間の空いてた花ちゃんを強引に連れて一路ポイントへ。

初めての場所でもうそこが何県に属すかすらあやふやなのですが、リンクをタップするだけで辿り着けるなんて文明とは素晴らしいものですね。
深夜にドライブがてら下道で進み、途中のコンビニで仮眠。
朝、いびきがうるさかったとお叱りを受けたりいなしたりしてたら某所。

辿り着いたら難しいのしかないじゃん。。。というわけでとりあえず今年から導入したニギニギを使ったり走り回ってキノコを探したりするアップを。
ニギニギ(奥の)、最近いいかもと思ってます。
持ってんのはめっちゃ食べれそうなキノコ。

食べんな。

一通り自然と戯れたのでまずはどちらかと言えば簡単な方から。
左の方が難しいという雑な紹介をされてたから右の方に取り付きます。
まあそれとなく感じてたけど若干の濡れを感じる上部を見て見ぬふりして下の方から。
下は乾いてるし快適に落ちまくりあーだこーだ楽しませてもらって上部へ。

遠い一手の先に、まるで神の優しさかのようなシェイプがあって驚いてたら、若干のどころかしっかりビショ濡れという神様の意地悪に複雑な心情の人。

とりあえず拭いてやってみると

こんだけ濡れてりゃそらそうみたいなスッポ抜けをかまし

まぁまぁな勢いでスポットのはるか向こうまでふっ飛ばされました。
見よこの躍動感を!これが事故りそうになってる人の反射神経です。
反応できてよかった…

その後なんとか無事に

忠義 素敵なラインでした。
ちなみに後で確認したらオリジナルとスタート違ったんですが、オリジナルのスタート通過していくので大目に見てやってください。

隣の課題はスタートを持ったのが最高到達点で終わりました。

浮くことさえままならぬ人。
 

そして途方に暮れた人。

あまりにも無理なのでちゃっちゃと諦めて次へ。
浮く事さえできないと写真付きでいまゆーに伝えたら"普通に欠けてて芝"とかいうわけわからん返信が来てすべてどうでも良くなりました。
またいつか!

敗走先はこちら
たどり着いてみるとめちゃくちゃでかいし、上が悪いしもー大変。
あーだこーだしてたら日が暮れました。かっこいいラインだったのでこちらもいつかまた!

はなちゃん連れ回してごめんね。
申し訳ない気持ちになったので帰りは高速でびゅーんと、そんな隔離明けでした。


そして10月も終わりに差し掛かった頃、いまゆーに誘われて今度は遠山川へ。
前日の深夜に捕まえた土肥くんakaどひけーをピックアップしてゆっくりめのスタートでした。
前回神楽ケイブを見たときはびしゃびしゃの何事状態だったし4段とか5段とかの世界がわけわかんなくてホールドとは呼べない何かを必死にオブザベだけしたのを思い出しつつ車を進めました。
宿題としていた課題の残るアンバマイカの岩は増水で傾いて今や別物という話で川も時も流れるものだなぁと。
登れるうちに登れる強さを持ちたいものですね。

などと想いを巡らせてる内に到着。
いまゆーはそんなに登らないとのことなのでどひけーとそそくさとキラーボーイに取り付きます。
もうお昼すぎだし急いでアップだぜーみたいなテンション始めたのに普通に悪いし、はて?って感じです。
しっかりあーだこーだしてやっとこさ。
記憶にないけど過去の僕もこれ登ってるらしい事実に驚きました。
なかなかやるやん。

そして昔はヤバそうすぎだし出だしのホールドを認識できないという圧倒的不可能に感じた右のラインへ。
久しぶりに見上げてみると意外となんとかなりそうに見えてきて半信半疑でトライすることに。
数年を経てスタートらしきホールドも認識することに成功しました。
ここ!!
徹さんに確認したらまさにそこ!とのお墨付きもいただきいそいそと触りだします。

これまたどひけーとなんだかんだやって中間部まで進んだものの、そこは"はい???"って感想しか出てこないゾーンでした。これは…はたして…みたいな気持ちで見上げてたら、ちゃんとあるじゃありませんかthanks godなホールドらしきもの!
てなわけで触りに行ってみるとらしきものはちゃんとホールドで逆にむしろなぜ見落としてたのかわかんなくなるくらい。

しかし見つけたことに喜び、盲目となった僕は明らかな逆手だったことにそこで気付く大馬鹿者だったのであえなくフォール。しかし改めてその明らかなホールドを基準に観察し直してみたら、なにもないように見えてたその先もホールドらしきものが繋がってるように見えてきました。

不思議な気持ちになりながら次のトライ。
先程見つけたらしきものたちが明らかなそれであると存在証明的な作業をしながら進んでいくとツルツルなスローパーにサラサラの砂が乗ったようなリップへ到達。
ここまで来てしまったらもう一旦降りるって高さでもないし、とはいえ先のホールドがこれと同じものだったらと考えると進むも億劫だしいやはやなんともどうした事かと考え出したらなんとも結論の出ない問題が急浮上です。
しかし今いるその場もツルツルサラサラでしてこれはもう行くしかと思い切って手を伸ばし足を上げてみると意外とそこには効くホールドが。
てなわけで

なるほどこれがであったかと。
素晴らしいラインでした。
どひけースポットありがとう!!
スポットや、マット移動してもらったりと人に頼ったトライとなってしまったのが悔いではありますが未熟ゆえやむ無しと納得しております。
いつかこういうのも自分の力で登りたいものです。

なんて色々と考えてるうちにどひけーもあっさり
なるほどこれが強さか。
てなわけでいざ神楽ケイブ。

久しぶりに見てみるとこっちもなるほど確かに、ホールドを認識することができました。
しかしまあ先程のトライで心の削れた僕は明鏡止水なんてもう見るだけでしんどすぎ。

スタートガバだしこれならまあなんとかみたいな気持ちになり、カンテからスタートのラインに取り付きます。
下はとりあえず大丈夫。
中間部遠いとこもなんかどひけーが画期的なムーブ及び、それなりのリーチにものを言わせさっくり解決してくれたのでなんとか形になりました。
そんなに普通には出来んがね???
問題のマントルもまたもやどひけーが画期的なムーブを発明してあとは繫げるのみ。
いやしかし僕に於いては確率悪すぎ問題でしんどいななんて気持ちになりながらとりあえず下から。
ものの数回でどひけーは岩の上に。
なるほどこれが強さか。

なんとか追い縋ろうとトライを重ね、やっとの思いで到達したマントルにしっかり跳ね返されるのが最高到達点。
2度ほどそんなことをして、これはもうジリ貧ってやつだな…と察したので諦めました。

強かったどひけーに運転を任せて弱さを噛み締めながらの帰路となりました。
次回リベンジということで!

ちなみにこの日レストしてたいまゆーはしっかり翌日これ回収してて、なるほどこれが強さか…とより強く感じました。
追い縋ってやるからな!!!