2019年11月28日木曜日

花崗岩の進歩。

11月25日
前夜からまあどこもかしこも雨にやられてまして、晴れるとしても昼過ぎからとかで、濡れてたり染み出してたり増水してたりって事を考えたらいまいち気が乗らない感じ。
ショウさんたちが朝から岡山に行くとは伺ってたけど、僕の予想だと朝は降ってなくても濡れててダメと踏んで、ゆっくり寝ました。

諦めてどこにも行かないまであったけどやっぱり岩に触りたいと思い立ったのが昼過ぎで、ショウさんに尋ねると予想に反して朝からちゃんと登れてるとのことで一気に元気に。
さすが晴れの国、恐るべし。

一路向かったのは、敬遠してたって訳じゃないんですが花崗岩が苦手ってのと微妙な距離ってのでなかなか機会が訪れず、ここも実は初の矢掛です。
なにぶん、出発が遅かったので到着したのが15時過ぎ。
停まってた鳥取ナンバーの車を目印に山に入ると声が聞こえたのでそっちに向かうといらっしゃいましたTeam.Babaanzでショウさん、三浦さんと、岩でご一緒は初の山本店長でした。

ご挨拶して、そこにあったメイフライって課題を取り敢えず手始めに。
もう移動って感じの雰囲気の中、優しさで待ってもらってのトライだったから瞬殺して流れに混ざろうと思って取り付いて、瞬殺とは何のことかしっかり落ちまっくてしまったなんてことはもう忘れました。
なんとかかんとか岩の上に。
そのまま隣のチリチリ丼なる課題を触る時間もいただいたのですがこっちはさっぱり。
早々に"次回で!!"ってことにして移動です。
SDの同じスタートから左に向かうとメイフライ右がチリチリ丼で靴を履きかけてるのが山本店長両の指先を哀愁たっぷりの眼差しで見つめるのが三浦さん。

行き先はスラブでした。
うーん、やはり現れたか。。。といった心境。
というのも、僕が花崗岩苦手な理由の一つとして"結晶に乗る"を理解できないってのがあるんですがまさにといった様相です。
取り敢えず始めてみるかって事で触るも、案の定といった感じで取り付く島もないとはこのことかと。
もうサッパリできません。
。。。。。。。
いい眺めですね。
。。。。。。。。

スタートすら切れなかった私はものの5分で心が折れそうになってましたが、ここで見かねたショウさんが足を教えて下さいました。
自分なら見つける前に諦めてたであろう、それだよって言われたって俄には信じがたいめちゃくちゃ小さな粒でした。
さすがに嘘だと思いつつ、物は試しとやってみるとなんとだんだん踏める気がしてきて、まじかよ。そんなバカな。って思いながらも立ち上がっている自分に自分でびっくりしながらの完登でした。
いや、こんなん踏めるんなら言うといてや。。。。
なんだか成長した気がしたけど奇跡の一回だった気もしたのでもう一回やってみるとなんとできる。
そんで出来るとなんでも面白いんですね。
これだけでこの日はホクホク。
なんでもショウさんの前回の3時間を費やした研究成果だったとのことで、この辛抱強さがないから特にこういう課題が登れないんだろうなと反省もあったり。。。
もっと熟考する事もたまにはしていこうと思いました。
直後に店長も完登してスラブの強さを存分に発揮してらっしゃいました。
マジで強い。
ぬめり手のショウさんは今日はまだ暖かいから今度登るために課題を温めておくって上手い事おっしゃって前向きな撤退。
三浦さんは僕が来るまでに指皮を使い果たして、もうホールドを持ちたくない人になってらっしゃったので移動。
帰り道暗い中で撮った篤姫と満面の笑みの店長。

次はブービートラップというかっこいい1級をやってみたんですが、これはたぶんグレードがトラップというオチな気がしました。
数回で今日は違うを感じたのでこれも"また次回!!"を発動してそそくさと次へ。
かっこいいラインなのでリベンジは必ずいつか。

うっすら夕暮れが迫ってる気配を感じながらやってきたのは
天狐て課題です。
絶対に核心な二つ並んだ謎のホールドの処理が難しかったけど、結局片方だけ使うことにして組み立ててだんだん持ち感がわかってきたらできました。
いい課題!
店長とショウさんもかなりいい感じだったけど時間的にもう一つ触りたい課題があったので移動することに。

最後はもう小さいホールドは見えなくなってきましたがこちら。
エイプリルフールです。
地元のクライマーさんに混ぜてもらってなんも考えずやってみたらあっさり。
初手落ちしました。
まあ、そういうものよね。

気を取り直してホールドを見つけたまま繋いでギリギリ完登となりました。
手も足もいくつも見落としてバグりまくってたようで。。。。
悪いと思ったもの。。。
ショウさんがリピートしてお手本見せて下さったんですが確かに何から何まで違いました。
見えなかった。そういうことにしておきたいと思います。

帰り道にラーメンを食べたりして解散。
楽しい一日をありがとうございました。

2019年11月19日火曜日

雨から逃げる才能。

が、開花しました。
11月18日は何やら全国的に雲行きが怪しい感じでした。
これは、吟味して決めないと悲しすぎる結果が訪れかねないと思いエリア決定をギリギリまで粘り、天気分布予報の発表をまったのですが、どこを見てもお昼までに雨が降るみたいな図。

18日12~15時の予報
ただ、じっくり見てみると行けそうな範囲内に一か所だけ夜まで晴れてるかもなエリアを発見しました。
この予報に全幅の信頼を置いているので即決で行き先は宮川に。
今回ご一緒するショウさんと夕方に向けて天気が崩れる旨を伝え、相談した結果2時発となりました。

道中は某松本さんとそのお友達がすべらない話をしてくれたおかげで眠くなることも無く。
なんだかんだ寄り道して、8時には無事メインエリアの駐車場に到着です。

いい天気ですね。
随分と久々な気がしたのですがそれもそのはず。
見てみると前回の宮川は2014年(それすらも3年ぶりだったみたいだけど)なのでほぼ5年ぶりでした。
若干朝露で岩が湿気っているので乾くのを待ちがてら散歩して体を温め
ピースフルな辺りでアップしてショウさんがあめごをやってる間にまずはやってなかったって課題から
ハング内に効いてんのか微妙なキョンをして、なかなかな痛みを伴う初手を止めるのが僕の最大の核心でした。
意を決して痛いの持ったら出来て喜ばしい気持ちになってたんですが、居合わせた皆さんが僕は気付きもしなかったヒールで作業のように初手をいとも簡単に止めてらっしゃったのを見て言語化しにくい感情に。。。。

こんなこともあるさと、現実に背を向けるとそこにもやった記憶のない課題が
中央辺りから右に向かっていくマッハという課題。
軽い気持ちで始めるも、初手からしっかりな悪さでぽろぽろ落とされます。
心を折られかねなかったので、リーチをしっかり生かして取り敢えず手中に収め、素早く離脱。

今日の自分に対する不安感を払拭するため昔登ってるキングジョーをサクッと落として流れを変えようと思い立ち、やってみました。
一つ目のカチも足上げも問題なくいけて、二つ目のカチを取り損ねます。
ああ、ここ悪かったよなーまあ次出来るかーみたいな気持ちに。
次も同じとこでした。
うーん、次かな。
次も(略)
(略)



ちょっと待て。
一旦、別のやろう。

ってことでこれもあまり記憶にない店長初段へ逃避。

こっちは結論から申し上げましょう。
逃げた先が悪かった。。。。。
小一時間戦いを強いられ敗退まで頭を過りましたが、パッと閃いた事を試したら大当たり。
カチみたいなやつの上半分無視してカチれる所をカチるってコツがわかればあっさりでした。
さすが店長、繊細ないい課題でした。。。。

なんとかもう一度って事でキングジョーと再び相まみえます。
するとここでまたしても閃き、すんごい普通に出来ました。
足上げした後、右足を外すだけでした。
こんな簡単な答えに悩まされていたのかと、苦笑いしかできませんでした。
もっと早く閃いてくれ!!!!!!!!!!

やっと清算できたので、これもやっとかないとな次の課題へ。
やっぱりスタートが一番きつくて、おしりをまともに浮かしマットに触れずに初手を取るってとこまであーでもないこーでもないと20分。
それでもやっぱり強くはなってて、なんとか下部はこなせるようになり舐めてた上部で落ちました。
…ってか、ここも悪いのかよ!
舐めたらいかんですね。。。。
次でしっかり回収してついにアームストロングに終止符です。
レンズに光が入って心霊写真。

ショウさんも次へ行こうとのことだったので、マスタングのとこへ。
僕は到着した瞬間から眠かったので、ポカポカだしひと眠りすることに。
起きたらいい感じに冷えてきててちょうど雷切やってみるとのことだったので僕は雷撃で便乗することに。
最初は意味不明だったけどなんかやってくと届くようになりました。
そして、より意味不明が強くなるという事態。
がしかし、ここで閃き降臨。
バッチリ正解で突破して、舐めてた上部で落ちました。
だから。。。。。。さっき。。。。。。。
学びのない人間はいけませんね。。。。。
きちんと解決して、こちらもゲット。
閃きは"ここの並んだホールドの取りやすい方狙うと事故る"でした。
秀逸。

んで、お隣の炎帝は昔触って悪かった記憶があったパートはあっさり抜け
すぐにここまで来たんですが、この左手がぬめぬめで
この惨憺たる様相。
疲れたし、暗くなってきたし、指も避けたので無様に諦め。
コルベットとかも残ってるしまた訪れるかなという気持ちです。

とまあ登り的にはなんとも、、、といった感じでしたが
ぎりぎり丸一日雨に遭わなかったので大勝利。
帰りの高速は視界の霞むほどの大雨でした。
ラッキーラッキー!!!

2019年11月15日金曜日

初鹿児島。

11月9日から鹿児島に行ってました。
というのも、その前の週に行った東京のジムであのmellowのキーナン・タカハシさんとたまたま一緒に登り、流れで出た"来週鹿児島来ない?"って言葉に乗っかっり急遽行く事に。
前日に引いた風邪は治ったフリで向かいました。
さすがに車は厳しいと判断して今回は神戸空港からの飛行機で。

9日の朝の早い便に乗り到着したのは9時頃、レンタカーを借りてすぐに岸良に向けて車を進めます。
お昼くらいに到着して誘ってくださったナガヤマさん、今回ずっと案内してくれるイサムくん、キーナンさん、そしてコハさんとこんにちは。
取り敢えずそこにあったやつから参戦させてもらいました。
左の岩の名前はわからないけどラインも明瞭でいい課題。
あと、常に日陰で暑いくらいの陽気の中でも快適でした。
ちなみにここの岩は少し脆いホールドもあるから気をつけてくださいね!

続いてやったのは奥に見えてる岩のライン。
まあできる感じだと踏んでたらめちゃめちゃ悪いっていういつものパターン。
しかし、強き人たちのおかげでだんだんなんかいい感じに。
なってきたところで同時に潮が満ちてきてイサムさんのマットがぷかぷかしてきたので終了。
いい感じだったのでまた次回なんとかしたいな。

お次に陰ってきたのでやってみようと始めたラインはにっちもさっちもいかず、というかスタートから激しく初手が絶望的に厳しく。
隣の出来そうなラインに逃げてみたけど、そっちもしっかり悪いし出来ないという悲しい感じに。
悲しさを振り切るためにその辺りにある隙間に挟まってチムニーごっこ。
下手過ぎてめちゃくちゃ疲れるから充実感を得られるという塩梅です。

次行きましょってことで
こちらも名前はわからないけど繊細でよき感じ。
初段くらいだったかな?
ちなみにこの右端にちょっと見えてる岩の右端にとってもよき感じの4級があるのでお勧めです。

さて次は僕のやりたいのに付き合ってもらうことに。
マット引いてチョークつけてなかなかな時間トライしてみたものの、見事に敗退しました。
かっこいいラインだったしなんかありそうだし、こちらもまたリベンジしたいです。

帰り道から
めちゃめちゃたくさんです。
鹿児島市内に戻って一日目はおわり。

2日目は金峰に案内してもらいました。
最初はこのエリアで
タントラっていうお洒落なキョンが印象的な写真の課題をし
奥のかなり悪めなマントラにしっかりいじめられながらなんとか制し
真ん中にあるARMSという課題は弱すぎて理解が出来ないという事態でした。
エリアの下の方に3段があるよってことで逃げたはいいんですがそこにあったのはまたしても理解できないホールド(?)の並んだ課題でこっちは心が折れて触りもしないで諦める始末。
荒んだこころを癒すためにひと眠りしてたらキーナン先生がARMSの所に見つけてたラインを登る声に起こされました。
人が出来たらやる気になったので僕もトライしてみるとヒールがいい仕事するのを発見。
なんとか出来て、お茶を濁す事に成功しました。
強くなって帰ってきたい。。。

そそくさと移動!
イドラってかっこいい課題があって、しばらくやってみたんですがこれもあえなく宿題リストに。。。
暗くなってきたので最後の課題として選んだのは隣の課題。
実はたまたま最近この課題について師匠から話を聞いていて、個人的に負けられない戦いでしたこのキッカー
暗闇になりつつあるハングの中をケータイのライトで照らしながらのセッションでした。
んで、段々バラされていきタイミング的に一抜け。
直後にキーナンも抜け、イサムさんはよれに取り憑かれ次回にって。
市内に戻り回転寿司で〆ました。
キーナンさんが18枚とか食べてたがハイライト。

3日目は取り敢えず集合して、取り敢えず岩を見に行って、前日の雨の影響を見てみるところからスタート。
ちょっと湿気っているけどぜんっぜん余裕。
ただ、、、、、、
今日誰が登れるんだ??という問題が発生。
満場一致で今日はもう無理のファイナルアンサーでした。

一路、桜島へ。

ちょっと煙出てた。
一日たのしんで夜の便で神戸へ戻り、日が変わるころに鳥取に到着しました。
楽しい時間をありがとうございました!!!
そして、風邪は結局治ることなく鳥取に持って帰りました。