明けましておめでとうございます。
もう少し岩にも行きたいと思ってます。
是非、誘ってください!!!!
はてさて、あまりここでは触れてきませんでしたが、実はコンペにもよく出させて頂いてます。いつもシーズンの始まりはジャパンカップなんですが今年は二週連続でボルダー、リードが行われるという珍しいスケジュールでした。
今年は、リードのワールドカップにも出たいなと思い、結構リードの方に時間を振って練習しての参加でした。
リードの方に力を注いでやっていたとはいえそれなりにボルダーの方も調整して、それなりに調子の方も上がっていて、なんとなく予選はいける気がしていたのですが蓋を開けたら予選落ちで何なら順位は過去最低という始末。
さすがに落胆しましたが、落ち込んでいる時間もなかったのでひとまずリードに切り替えました。
そして迎えたリードの方、さすがに練習してきたし?とは思ったものの先週の失敗から大緊張でしたが予選の方はそこそこの順位で通過し、念願の2日目に繋ぐことができました。
ところがどっこいやっとここからだと意気込んで向かった翌日の準決勝、見事なまでに最下位のだんご(6人以外全員ここでした)に吸い込まれ敢え無く敗退となってしまいました。
何の様だこれはと。何をしているんだと。
なんだか言葉でうまく表現できない感情でしばらく過ごしていたのですが、そろそろシーズンに向けて気持ちも切り替えないとなと思い、リフレッシュを思い立ったというのがこの話の始まりです。
思い立ったら即行動派なので休みを迎えるや否や、目的地未定のまま車を動かしてました。
動き出したはいいものの全国各地寒波に見舞われていた日で広範囲で雪、そうでなくも極寒の雨とかで唯一無事そうなのは九州南部ですが2日間で鳥取から行って帰るにはあまりに遠く断念。
可能性があったのが、一日目の夕方のうちには雨の上がりそうな高知の海沿いでした。
そんなわけで今回はどうせ雨で急ぐ必要もなかったのでゆっくりと進みます。個人的に旅の楽しみとして下道を使うと、いろんなものに出会えるというのがあるので今回は高知あたりからとろとろと下道で。
考え事しつつ、景色を見つつ、ゆったりと進み須崎を越えたころにようやく雨が上がりまして、しかしホテルに行くにはまだ早い時間だったので久々に漁港に行ってみることに。
案の定そんなに寒くもなかったので久々に車に積んでた竿を出してみると入れ食い状態。
まあまあなサイズ。
随分と懐っこい野良猫が寄ってきていたので全て献上しておきました。
ここでは詳しく敷衍しませんがなんだかいろいろ考えさせられてしまい、撤収することに。
どうか、達者で。四万十のホテルに宿泊して1日目が終了。
なんとこんなに書いたけれどここまで岩関係なし。
翌日は予報通り朝から晴れ、気象庁に感謝しつつエリアへ。
道中、わずかに何かが空から落ちてきてたりしたけど気象庁が晴れと言っているので晴れです!!
そんなこんなで現着。
一人かと思ってたら大阪から一組いらっしゃってて、ご一緒させて頂きました。
とりあえずトポを家に置いてきてしまったのでチラッと見せてもらったところ、どうやら右からだんだん強度が上がっていくらしいので右端から。
塩タタキ、藁焼きタタキ、落葉と順に楽しませて頂き、ついにメインディッシュだ!と一筋の道を。(ご存知の方はお気付きかと思われますがここで1本完全に忘れてます。)
なんかよくわかんないとこにチョークついてんな(むしろそっちが一筋の道です)と思いながらもシークエンスを組み立て、色々試してみるも結局これもこれも必要ないや(むしろそっちが・・・)といい感じに(よくないです)繋がったので、いざ。
空からなんだか白いひらひらが舞い落ちておりましたが、太陽は見えてるし何より気象庁が晴れと言っているので問題ないです。
多分危ないからなんですが、さきほど見せてもらったトポに明らかに話が違うのに同じ課題として記載されてた抜けの部分はジャパンカップの禊なのでもちろんかっこいい(そして怖い)方を。
ご一緒した方のマットもお借りして登りだしていざ到達してみるとちょっと日和っちゃうような高度感でしたが、なんとか抜けて岩の上。
一息ついて、次のに移動です。
そんでもって道中、やっと人の動画を見てみることにしたのですがなんか全然自分と違うしみんな同じシークエンス。
おかしいなと思ってトポ持ってる人に確認してみてもらうとこれは落葉と一筋の道の間の百年の孤独というラインでした。
納得。
バラしたときそっちも触ってたんですが、正直僕にはあんま強度変わんなくて、届かない人がこっち使ったのかなとおもってました笑
まあかっこいいし満足!
もしまた行くことがあれば一筋の道もやってみようかな??
それにしても一筋の道、動画を見る限り一人も上抜け(初登はこっち)してなくてなんか残念な気持ちになったのはここだけの話。
まあ何でもいいんだけど??
まあそんなことを考えてるうちに須崎まで戻ってきました。
ここはいまゆーにやってみて欲しいといわれてた課題があります。
一人ではお勧めしないとは言われたものの、こんなタイミングならやむなしかととりあえず行ってみることにしました。
踏み跡があるといわれたもののごく序盤に見失い、藪漕ぎする羽目に。
生い茂ってなくてよかった。。。
よりによって一人で三枚も運ぶというのにこんな道かよ。。。。
とてもじゃないけど背負って下りれないので、先に転がしたマットが小さく見えます。
クラッシュしたパッドって感じ。。。。
えっちらおっちら降りていき相対します。
これは、、、さっきとはレベチの高さで三枚だと極めて不安な出で立ち。
多分悪いのはまだ許容できる高さまでで、きっと上部はおそらくガバなんですが、今度は逆にそれが捥げてしまいそうでこれはどうしたものやら。
きっと上部じゃこれは気休め程度だろうななんておもいながらもとりあえずそれっぽいとこに並べて、とりあえずやってみることに。とりあえずね?
思ったよりすぐに悪そうな下部は突破できる目処が立ち、そこまで到達したらもうそこからは未知って2パートとなりました。
一回シューズを脱いで落ち着いてみます。
ひとまず、友人に現在地と2時間以内に連絡がなければちょっとあれかもって旨を伝えます。
携帯は岩がでかすぎて結構離れないと圏外なのでどっちみち大怪我したら役に立たないしもういっそ動画用に。
気持ちを整え、下からやってみると上の未知さにばかり意識が行き作ってたムーブと全然違うことして足がすっぽ抜けヒヤッと落ち。
これはいかんとまた少し靴を脱いでざわざわする気持ちを宥めます。
何分経ったか、やっといけそうな気持ちになり今度は落ち着いて動きを起こしていくとここから未知まですっと到達。
さてここからは捥げないものを選んで進むのみですが、使おうと思っていたとこがめちゃくちゃに軽い音を奏でててこれは怖すぎってことで早速現場処理。
やばそうに思ってたとこはもう少し先でそっと下を見るとまっすぐ岩盤でした。
これは、落ちられないなと。マットあっても落ちたくはない高さですが、それにしてもあっこに敷いたやつ誰?
気休め程度だとは思っていたけど気休めにすらならないパターンかよ。。。
たとえガバでも安心して荷重できないので全身に力を込めてじわじわ進み、長い長い数分を経て安心できるテラスっぽいとこに。
何度か踏もうと確かめた足がボリッといったりはしましたがここまでくればあとは。とおもっていました。
が、ここからすこし上がるのが怖い。
持てるけど、高いんです。もう、落ちたらどんだけ幸運でも怪我するし、とっても怖いんです。
これまた、ずいぶん長く感じた逡巡をの後、やっともう一段上がり、ほっと一息。
生きててよかった。
やっと終わったと思ったのも束の間でした。
もうこの高さから見下ろせば、どこもかしこもやばそうに見えて降りれなくなってしまいました。
どうしたものかと途方に暮れていたのですが、日まで暮れたらいよいよ終わりだし、このままではジリ貧なので降りるしかないし意を決して、欠けないこと、滑らないことを祈りつつましに見えたラインで下りました。
無事に地上に戻ってやっと安心です。背徳すごいラインでした。降りも記録したかった笑
グレードはよくわかりません。簡単なのかもしれないです。でもここにはグレードじゃない何かがあると思います。いまゆーとは、別にもうグレードなんてどうでもいいんじゃないかって話でまとまりました。
興味を持った方、お怪我だけは気をつけて。
ここは、人が訪れるような、人目に触れるような場所ではないです。
なので掃除もそんなにきれいにはしてません。そもそも上部は無理でした。
次に誰がいつここを訪れるかわかりませんが、自然に還ってしまってないといいなと思います。
さて撤収。
荷物をまとめて
最後の核心です。
ちょっとずつマットを引っ張り上げ、下りの何倍??って時間をかけてなんとか藪まで戻ってきたら、帰りはちゃんと踏み跡が見え無事に生還!!
充実した気持ちで車を進め
一休み。きれい
君たちは野良じゃなさそうね??
パーキングで出会った猫と戯れて家路です。
高速でホワイトアウトしたりしてもう一つ核心がありましたが無事に鳥取に戻りこれを書いてます。
実は誕生日でした。
禊を経てどうやらまだ生きていていいみたいなので、27歳も精一杯頑張ろうと思います。
遅くなりましたが本年もよろしくお願いいたします!!
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